kxyy

あのとき見上げた月はあんなに綺麗だったのに。

一年経った

彼氏と付き合って1年経った。
この1年間、思い返せばあっという間だったけど、一生懸命生きていっぱい悩んで苦しくて成長できた気がする。
もちろん、楽しくて充実した日々だった。

 

「色んなことあったけど・・・」と言われて思い浮かんだのは、私のことを彼氏がなかなか理解してくれなくて衝突した日々だった。

半年前、「会うのも電話するのも我慢。旅行までに俺への会いたい話したい欲求を高めておく」ってLINEで言われたときに、スッと自分でもびっくりするくらい気持ちが冷めていったのが分かった。

 

それから、私に対する上からの目線が気になったり、話が通じないとき、考え方の違い、知識のなさに思うことがあって、この人と付き合い続けても未来はあるのかとずっと思い悩んでいた。私の心が傷ついて苦しい日々が続いて別れたいと思っていた夜を何回も過ごして、涙した。

 

何とかしたい気持ちはあったけれども、デートで会う前直前に気持ちが上がらないなんて何回もあって、会いたくないと思っていた時も多かった。
会ったときはなんだかんだ一緒にいて楽しいなあと思うけれど、次に会うときまでの間で、彼氏との関係性について思い悩んで、会って気持ちが元に戻って・・・の繰り返しだった。いろんな人に彼氏の話をして愚痴っても、私にとっての彼氏の気になるところが治る訳ではなくて現実は変わらないまま。愚痴を第三者に話して、彼氏だけを悪者にしてストレスを発散して過ごしていた。

 

この私の複雑な感情に名前を付けたくて、ずっとDaiGoさんの人間関係や男女関係の動画を見て勉強して、謝罪の効果的な方法や、人間関係が崩壊する話し方だったり、男女の考え方の違いについて理解したり、どういう風に物事を伝えたらいいのか勉強したりしていたけれど、なかなか実践的には使えていなくて。実際、言い合いのような場面になっても、相手が効果的な謝罪をしてくれるわけではないし、私だけが効果的な方法を知っていて、「あぁこれはダメな謝罪の仕方じゃないか」と分かるレベルで、私が知識を得たところで相手には何一つ伝わってないことがひしひしと伝わってきて逆につらく感じた。

 

結局、何一つ私の中では解決しないまま時間だけが過ぎていった。
DaiGoさんのYoutubeライブで6100円払って、質問に答えてもらって、前よりもアサーティブコミュニケーションのことや、瞑想について興味を持つようになった。(瞑想、1週間くらいしか続きませんでした。ごめんなさい。)自分のメンタルを鍛えないといけなかった。だけど・・・だけど・・・

 

そんな中、kindleで目にした「アンガーマネジメント」の本、私はどういう理由でどういう地雷を踏んでしまうと怒りの感情が表れてしまうのか、診断をやってみて初めて理解できた。自分を客観視できた。

はっきりしないことに怒りを覚えてしまう「博学多才」タイプと、何事も思い通りにしたい「天真爛漫」タイプ。これだ!!私そのものだった。


よくやっているYoutubeライブでDaiGoさんがおすすめしてた、ラスハリス著の心理療法ACT「幸福になりたいのなら、幸福になろうとしていけない。」「相手は変えられない、ならば自分が変わればいい」の本を購入した。

買ったもののなかなか目を通すことはなかったけれど、GW自分がどうしたいのか、どう行動したらいいのか分からなくなって、つらくてつらくて、もうどうしたらいいのか分からなくなって彷徨っていた私はやっと本を開いた。

1日目は、「幸福になりたいのなら、幸福になろうとしていけない。」を読み進めたが、如何せん内容が自己肯定感のような自分を卑下することについてのような内容だったので(と言ってもためになった)2日目は「相手は変えられない、ならば自分が変わればいい」を読むことにした。どちらも、心理療法で物事の視点が違うだけなので、根本的な内容は同じだけれでも、1日目よりも心に刺さるものが多かった。

 

人間関係(特にパートナー)に対する心理療法が多く記載されていて、人生と愛を消耗させる5つのプロセスでは、私そのものだった。相手に心を開くこともできず、不快から逃れようと拒否しても現状は変わらないまま。自分が相手と関係を続けることを登んでいるのならば、「価値に基づく行動」を全くできていないことが分かった。
あとは、自分が持っている価値とルールを混在して、価値という部分を無視して相手に自分のルールを押し付けていたことだ。自分のルールが「正しく」相手のルールが「間違い」だと認識すれば、それは対立するきっかけになってしまう。そこで、私の価値とは、私自身がしたいことであり、他者から得たいものではないと自覚することが重要であった。例え対立をしたとしても、長い目で見てそれは2人の関係にとって良いことかどうかは、考えずとも明確であった。

 

読んでるうちに私の心が囚われていた靄みたいなものの正体が分かって、心が楽になっていった。あぁ、簡単なことだったんだ。自分はまだまだ未熟なだけだったんだ。そして、彼氏に対して申し訳ない気持ちでいっぱいになって、半年ぶりに早く会いたいな、という気持ちが蘇ってきた。自分でも、こんなに心が軽くなって驚いた。

実際会って、心がわくわくした、自分から手を繋いだり甘えたり、こんなことするのすっごい久しぶりで彼氏から「なんで今回あんなに甘かったん?」って聞かれるくらいだった。とりあえず、1年間ありがとうということで。
2年目でマンネリするかもだけど~とか言い出して、他の女思い出してんのか???とつい怒り口調になった自分まだまだだな。