kxyy

あのとき見上げた月はあんなに綺麗だったのに。

伝えたい 伝わらない 伝えない

私にとって気になるあなたの言動や考え方そのもの

 

あーあ、気に障るなあ。

 

それを注意するなんて、何百回私の心の中で渦巻いていたあなたへ伝わることのない愚痴の行き先になるのだろうか。

 

本人を目の前にして何を伝えればいいのか?

ただただ苛立った私の気持ち?傷ついて今にも泣きそうな私の心?

 

私があなたの気に障ることを注意したとしても、気に障るのは私だけだったら

それは私の都合でしかない。

でも伝えたいこの気持ち、ただの自己満足で成り立っているこの気持ち。

 

分かってほしい、分からなくていい、知らなくていい、知ろうとしないで

両手で見えないように覆って欲しい。

どうか、気付かないで

このぐちゃぐちゃになってしまったどす黒い私の心

 

言わないと気付いてもらえないなんて分かっているんだけど

言いたい気持ちと言って壊れてしまうような私たちの関係

結局、この思いは私の胸に閉じこもったまま消えてしまう。

 

壊したくない?壊したい?変えたい?変わってほしくない?

変えたい?

 

こんな一言で壊れてしまう関係なんて、なんて薄っぺらいものなのか

もう笑ってくれよ。

怖いだけなのか、過去の自分を壊してしまうのが

あの日々を過ごした自分を失くしてしまうのだろうか

だったら、なんで私はあなたと別れる未来を想像しては涙を流してしまうの?

 

過去なんてどうでもいいのに

過去なんか振り返っても今を生きている私には、どうしようもできないことなのに

あの日々を全力で生きていた私の姿に、何度もすがっている

 

 

「言いたいことあったら言ってね」

 

なんて、あなたに言えるわけない。

本当に言えないことなんかいっぱいあるから成り立っている関係なのに気付いてしまった。

あなたを傷つけるような言葉をいっぱい思いついてしまうから

必死に言わないように蓋をしている

 

本音なんて言えない。

言わないほうがいいなんて重々承知だ。

これでいいんだ、これでいい。

 

きっと一人でまた悩んで泣いて泣いて

何も解決しない夜をただただ明けるのを待つだけなんだろうなあ

こんな夜の終わり方を教えてください