kxyy

あのとき見上げた月はあんなに綺麗だったのに。

会えてよかった。

もう終わりかと思った。

 

まさか自分の過去が今を苦しめるなんて。

私の中では元カレのことなんて何もかも全て忘れて頭の片隅になんて存在しなくて

それだけ今を心から楽しんでた。

 

「悲しい。元カレにはしてくれてたのに、劣等感を覚える。独占欲みたいな何か。」

 

劣等感なんかなくていいのに、私の中ではあなたが一番なのに。なのになんで。

愛が足りなかった?そんなことない、愛を伝えてた。

言葉じゃない行動で示せなかった私の責任。

 

言葉でどういっても過去は変えられないし

自分の発言もなかったことになんてできる訳もなくて

ただただ謝るしかできなかった。

謝っても何かが変わるわけではなくて

自分でも何をすれば正解なのか、分からなかった。

 

でもこのまま連絡来なくなって会うのが決まずくなる未来しか見えなくて

このまま放置してしまったら、終わってしまうことだけはわかって

絶対手離すことなんてしたくなくて

あなたの最寄り駅で終電まで待ち続ける覚悟はあった

 

謝ることしかできなくて何も話すことなんて思いつかないけど

それでも会わないといけないと感じた

 

あなたから告げられた言葉たちは頭がずっと思い悩んでたことの一つかもしれないし

もっとたくさんのことを思っていたかもしない

あーあ、苦しませてしまった

 

「あなたのことを大事にしたい」

 

と決意したはずなのに、何一つあなたのこと大事にできてなかった。

これが現実だった。

自分の馬鹿野郎。なにやってんだ。自分が嫌で嫌でたまらない。

 

いつも通りってなんだっけ?

いつも笑顔のあなたから失われた微笑み、口数が少なくなって

怖かった、もうどうしたらいいのか分からなくたって

でもその要因を作ったのは紛れもない私で。

 

ほんとに謝るしかなかった。

悲しい気持ちにさせてしまった私。

悲しいなんて思わせてしまった。

 

悲しい思いをさせてしまうくらいに、私はあなたに思われてるんだって

気付いてしまった。

私なんかでいいの?

 

必死であなたに会うために走って出会うことができて

会って最初は壁を感じたけど、最後は笑えてよかった。

会えてよかった。愛し合えた。

まだそばにいていいのかな。