2年経った
2年経った。という題名で更新しようとしていたのをすっかり忘れてしまっていた。
気が付けば6月になっていた。
仕事でやるべきことも多くて、6月13日に受ける簿記3級の試験勉強もあって
毎日があっという間に過ぎていって、気が付いたら梅雨の季節。
1年記念日を迎えたあの時から今まで私の恋愛事情は、私の気持ちはどう移り変わっていったのか。
「1年目よりは自分の思っている本音を話せるようになった。」
相変わらず、相手の言動に心が揺さぶられて苦しくて苦して
消えたいと思うことしかなくて
付き合った当初に感じていたつらいことも頭から離れなくて
今更こんなこと話してもなんて思って
泣きながら、あの時嫌だったのって1年以上も前の話を持ち出して
それでも、黙って話を聞いてくれて
ごめんね、と言ってくれて
心がすっきりしたのは覚えている。
ついでに言うと、会ったときに感じた違和感も
次会ったときに、あのときどういう感情で私に対してそういう発言をしたのか
を言及するくらいになってしまった。
結局、無神経な発言は減ったと思うし、私自身も理解してきたのかもしれない。
（やっとかよ）
それでも、すぐ考えようともせずに「分からない」「知らない」と発言するのは
イラッとするし、熟語の使い方は違うし、頼りないなあなんて思うこともあるけど
なんだかんだ付き合い続けている。
「なんで私と付き合ってるの」と聞いて
私が一年以上抱え込んでいた、こども欲しくない気持ちも打ち明けて
それでも俺が欲しいと言ったら？と言葉に対して
そのときは別れるしかない。と答えたら、思いっきり泣いてて
ずっと私がもやもやしていたことを打ち明けることができた。
将来車どうする？の話で、こどもいたら～とか発言してるし
私が話したこと覚えてんのか状態だけど、私と結婚するとは決まったわけではないし
自分の価値観の中での話だろうから、「話に触れない」「ほっておく」が一番
今は資産形成に重きを置いてるから、結婚するとしても数年後みたいな話をしていたけど
一人暮らしが最高すぎて、離れられないかも。
28歳で資産1000万を超えたいよね。
あの時の私は。
「いつかこの恋を思い出して泣いてしまう」
テレビで放送されていたのはいつだったのだろう。
あのとき私は大学生で、当時付き合っていた彼氏と一緒にこのドラマの話題を共有していたものだ。
私自身の中で、ちゃんとドラマを見切って何か良かったなと
胸の中にあった中の一つで
最近サブスク内で、そういえば･･･と思って探してみたものの
そのドラマのタイトルを見つけることはできなった。
全然さりげなくTVerをみたときに「再放送」の文字が目に留まった。
え！！やってる･･･！
気が付いたのが遅くて１話は配信終了、ちょうど２話から見ることができた。
あのときドラマを見ていた私はこの物語の人たちの何人の気持ちを理解することができていたのだろうか。
あの頃から出会いと別れを繰り返してきたし、苦い思いを抱えながら
朝帰りした日々も、なんか都合のいい関係で終わらせてしまう虚しさも
なんとなく気持ちが分かるようになってしまった。
これがある意味の成長なのかと
「引っ越し屋さんのことが好きやからに決まってるやん」
という音の告白も。
あのとき、元彼がきゅんきゅんすると言いながら、私にキスしてきた思い出も。
あのときの音の心情も理解できてしまった。
見たいとちょうど思っていたドラマが見れてよかったのと同時に
昔のことを思い出してしまった。
記憶の片隅の
何か複雑な感情を抱いた。
その日に変わっていた彼氏のLINEのアイコンを直感的にではあるが「ださい」と感じてしまったからなのか
会ったときの彼氏の服装がトップスが黒の長袖で、紺のズボンで、白のスニーカー、おまけに紺のリュックという何とも言えない組み合わせだったからなのか
ちょうど会う前に男友達と城崎温泉へ旅行しに出かけた話で男友達が彼氏のことを「人に対して毒を吐くが、人柄がよいのでなんとか保っている」と話していたらしく、かなり本質的なことだと大いに頷いてしまって、彼氏は誰にでもこういう感じなのだと悟ってしまったからなのか
付き合い始めてお互いが構築してきた、感じ取る雰囲気だったりノリ
あの時はこうだったよね、なんて思い出話で盛り上がる話だったり
ある意味の新鮮味もなくマンネリ化されたお互いのコミュニケーション
いつも通り彼氏は私に対して尋ねてくる
「○○っていうのどういう風に考えてる？」
だいたい私の意見だったり、解決策を求めている。
話題は私が引きずり込ませてようなある種の洗脳のような資産形成の話がほとんどで
＊＊がああ言ってたからさ～と私が見るよう勧めた配信者の名前を出して
その人の言う通りに動いてしまっているように感じる。
自分の意思はないような
私が聞かれたとき、パッとその時に感じたことや指針についてつらつらと述べる。
「じゃあ、あなたはどう思う」
そういう議論をするのは大好きだけど、そういう風に聞いて
花が咲くような議論に持ち込まれたことはない
「キミの話す通りだと思う」
中身がなくて薄っぺらい。まあいつものことなんだけど。
晩御飯を食べるためにたまたま訪れたお店の隣の席にカップルがいた。
カップルなんていつもいるし、いつもだったら気にも留めないんだけど
その時は違った。
ちょうど私たちが日ごろ話しているような資産運用・投資の話をしていたから。
彼氏が彼女に対してつみたてＮＩＳＡについて分かりやすく説明していた。
私たちはお互い話すのをやめて聞く耳を立てて隣の席のカップルの話を聞いていた。
彼氏と彼女とのやり取りからお互い賢いんだろうなと感じた。
知識がない彼女に対して、彼氏がとても分かりやすく言語化して説明する姿。
そのカップルの関係性のようなものを客観的に見つめてて
心の中に何とも言えない感情がどんどん大きくなってきた。
とても分かりやすく説明する彼氏の姿は昔付き合っていた京大生の恋人と似ていたし、
隣のカップルの彼氏が彼女に対して教えてあげるという姿が
私たちのカップルではまずありえないことだな、と思ってしまって、その場で立ち尽くしてしまうような感覚に陥った。
そういう彼氏から教えてもらうような関係性をいいなと思ってしまった
カップルでも関係性の理想とは何なのだろうか。
お互いを高め合う関係？友達のように仲良い関係？
私にとって恋人はどのような立ち位置でいたほうがいいのだろうか。
前々から感じていたけれど
今回改めて踏みとどまってしまった。
経過とともに。
今年もGWがやってきた。
去年は彼氏との関係性で悩んで悩んで、自分の心の中で張り裂けそうになりながらも
頑張って切れそうな糸をなんとか繋ぎとめていたなあ。振り返る。
そんなことを言いながらもここ数か月前も別れたいと思っていて
ずっとずっと悩んでいたばかりだったから
いつこの症状が再発するのか分からない状態だ。
現時点では、全然「別れ」というものを自分の中で感じてないから
数か月前に起こった「別れたい現象」も「消えたい現象」も
何かの病気の一種なのではないかと疑うくらいだ。
多分、きっかけはあって、その時に感じた複雑な気持ちが解消されずに
私の心の中で負の感情として増殖して増殖して
別れるしかないなって思ってしまうのだろう。
そのきっかけなんて根本を辿ってしまえばいつも同じなんだろうけど。
（え、それってずっと変わってないってことじゃないの･･･。）
とりあえず、まだ生き続けているからまだ大丈夫。だと言い切ることにする。
だとしても、「別れない」という選択をしたとしても
「これから先ずっと一緒にいたい」つまり「結婚」みたいな感情に直結するかと言うと難しいし、現時点で即答できない。
今は一人で暮らしておきたい気持ちもあるし、子どもも欲しいと思えないから
そのことを伝えてないし、なかなか難しい状況ではあるなあとは思っている。
いわゆる、「結婚願望がないままだらだら付き合い続けてる24歳女」
もうすぐで付き合って2年になるし、そういう将来の話でるのか？とも思うけど
いや、前何歳にどれくらい貯めたらいいかの質問した時に
「今時結婚年齢は30歳前後だしいいんじゃない？」みたいな他人事の返しをされたし
もうどうだっていいのかもしれない。
そういうこと話せるくらい堂々とはしてないし、誠実ではない。
私が突き詰めたら誤魔化して逃げてしまうような人だ。
期待しないのが一番いい。
本質的な何か
そのときに覚えた違和感が、時間が経つにつれて私の心の中で増殖していく。
増えて増えて増えていって、自分自分が耐え切れなくなって
溢れだして、もう無理だと思って、自分の中で答えを決めてしまって
それでもまだだとあと少し頑張ろうと思う自分ともう逃げてしまいたいと思う自分がいる。
多分、私以外の”誰か”だったら、こんなこと不思議に思わないよな。
こんなやり取りいつまで続けるんだろう。
そんなことを考えたら、もう未来はないと感じてしまった。
付き合う前に感じた印象なんてきっと上辺のものでしかなくて
付き合っていくたびにその人の本質的なものが見えてくるんだろうと思う。
人の感じ方が違うから、ここは譲れないって部分や物事に対する考えが似ていれば
上手く上手くストレスなく生きれるんだろうな、と思っていた。
そうすれば、私はやっぱりストレスを感じまくりで
相手がそれでよくても私は無理なのかも。
何回自分の頭の中で、別れようと送るメッセージを考えて
別れ話を切り出すにはどうすればいいのかシミュレーションしかことか。
きっと能天気なあなたはする由もないのだろう。
相手が多少の鈍感だからいままで上手くやれていたように思えていたのかも
私が感情的にならないように頑張って生きてきたから
上手くやれていたのかもしれない。
いつでも切り離せたはずなのに、立ち向かおうとしてきた。
何が私をそこまでさせたのだろう。
本音を全部伝えてしまえば人間関係なんて儚くもすぐ崩れ去って
全て過去になって、終わりを迎えてしまうのだろう。
本音を言えず、閉じ込めた本当の気持ちはどこにいってしまうのだろう。
本音と建て前が存在して、建て前が大きくなってしまって
そんな偽りの関係なんてもう続けられないよね。
もう終わりだね。
きっかけさえあれば
きっかけさえあれば別れる決意をしてしまうんだろうな。
「来週はちょっと一人で過ごしたいから会えない」
この言葉は彼氏をどんな気持ちにさせたのだろうか。
私は何をしたくて一人になりたいのと思ったのだろうか。
きっと気付いてないんだろうな。
「話したくなったら、話して」と返ってきた言葉。
別れ話をですか？
来週、出かける約束したなあ、来月は相手の誕生日だからホテルの予約も
プレゼントもチケットも準備しちゃったなあ
別れることになったら、私が貸した本とか返してもらって
私の家においてある、彼氏の服たちを渡さないとなあ。
LINEミュージックも退会しないとな。
なんて別れた時の想像をしてた。
別れようかな。なんて思うのは、数十回思い描いてて
昔は、別れる想像をして涙がでてきて
楽しかった日々を思い描いては悲しくなって自然に泣けてきたけど
今回は全然そんなことなかった。
新しい人を見つけてしまえば、私は悲しくないのかも。
今も、なんだかんだ私が上手くやれてて
特にすぐに結婚したいとは思ってなくて別れる理由もなくて
現状維持のまま付き合っている感じ。
それが崩れてしまえば、すぐに今回みたいに別れる妄想をしてしまうんだ。
ひとつの出来事を思い出せば芋づる式に私の悲しい過去が浮かび上がる。
こんなんで明るい未来を想像することはできない。
やっぱり将来一緒にいるのは無理だな。
私の負担が増えるだけだ。
彼氏に頼れないことに気付いてしまった私。
彼氏と一緒にいるときの自分が嫌いでしかたがない。
別れようなんてシミュレーションしてたけど、そんな簡単にいくわけがないんだな。
きっかけさえあれば別れるんだろうな。なんて脆い関係なんだ。
私が別れようと口にしたときあなたは悲しんでくれるのかな。
私はわたしのままで
「これからの人生が楽しみ」なんて思える訳もなかった
